子どもの個性を伸ばす
人それぞれ、その人特有の“ 個性 ”があります。
子どもの持つ個性を存分に伸ばしてあげたいですよね。
そのために親はどうすればいいか?
ということなのですが、
子どもが小さいうちは個性を伸ばす、
という作業もなんだかまだ実体が掴み難いと思います。
しかし、実は小さいころからの保護者をはじめとする
周囲との関わりがとても重要な意味合いを持つそうです。
例えば、
義務教育を終えて、進路を決めるという時に
「自分が本当にしたいことって何だろう?」
と“ やりたいことがわからず ”に
特に目的もないけれどまだ働きたくないし、
とりあえず進学、や、何もせずブラブラ・・
そんな自暴自棄な状態は本人も充実感や
喜びを感じることが出来難く、辛いです。
そんな思いをさせないようにするためには、
得意なことがあれば苦手なことがあってもいい、
「無理やり苦手を克服させようとしない」
ことだそうです。
例えば勉強で、「どれも平均」
「みんなと同じ」
「世間一般でいう普通」
に合わせるために「苦手」で、
それ故に「嫌い/やりたくない」ことを
「どれもできるようになりなさい。」
と言われて無理にでも頑張ることが続くと、
「勉強=苦痛な時間」
になってしまうんですよね。
勉強に限らず
イヤなことを無理に
「させられる」ことって苦痛ですよね。
そうした「不快感」は脳に強烈に残ります。
良かったことより、イヤだったことの方が
よく憶えてるそうです。
「苦手を克服する」ためのエネルギーは
「得意を伸ばす」方に使うように
するといいそうです。
好きなことは、苦にならないし、
自然に集中できますよね。
得意なこと、好きなことがはっきりしていると、
例えばそのために
将来を見据えた行きたい学校などに進むための
進むための勉強もはかどるでしょうし、
合格することが目標ではなく、
受かったからここでこれを学びたい!
のような新たな目標も自然と出てきます。
いろんな分野で世界的に有名な方々も、
「得意・好き」を伸ばした結果なんでしょうね。
その「得意」は「親が決めたこと」
ではないと思うのですが、
そのことに気づいていないと、
自分と子どもの境界が引けなくなり、
親の理想を押し付けてしまうかもしれません。
「子どもがやりたい」ことなのか、
「自分が、やらせなければ・やらせたい」
と思っていることなのかを
考えるのはとても大切です。
それがなければ、やがて子ども自身も、
苦手と得意の境界が曖昧になってくるんですね。
自分の気持ちで動いていないので、
「これをするのが好き・得意」という
“ 気持ち ”がわからなくなってしまうんですね。
心配も、し過ぎると苦手ばかりが気になり
他の子どもと較べたりすることで、
焦ったり、期待しすぎたり、詰め込もうとしたり。
そんな子どもも自身も追いつめるような
状態に陥らないよう気を付けたいですね。
苦手も得意も大切なその子の個性。
どちらもあっていいんですよね。