比較をしない
子どもが生まれ持った個性を発揮できるよう
ありのままの自分を尊重できるようになるためには
まず保護者自身が自分のありのままを
尊重することが大切ですよね。
そんな大切な自己尊重( 肯定 )感を
低くしてしまう原因として、
一番見え難く、しかも深く蝕まれるのが、
「 “比較”という抑圧 」なんだそうです。
私も自己尊重について学習して初めて、
「あぁ、これもあれも、それもそうなんだ」
と思ったくらい、それは身近にあるようです。
例えば「もっと強くなりたい」
という願望もそうなんですね。
失敗したり、何か落ち込むような出来事が
あったときなど、自分自身にそんなふうに
言い聞かせたり、願ったりするようなこと、
そして、子どもに対しては、
「〜に負けない、強くたくましい子になってほしい」
というように願ったりすることです。
これらは、
「比較という抑圧」
を受けた考え方なんだそうです。
“ 強くなりたいと願う ”といういうことは
“ 弱い自分ではダメだ ”と思っているからですよね。
自分にバツをつけていることになってしまいます。
私は、人間は強いだけではなく、
強くて弱い、弱くて強いのだと思います。
「私は弱いからダメ」と感じてしまうのは、
それだけ抑圧を受けて、自分の可能性を、
内なる力(生命力)を信頼できなくなっているだけで
本当は「強さ」も持っているんですよね。
自信を奪われているだけなんですよね。
強くなろうとしなくていいんですよね。
自分のままでいいんです。
弱い自分も、強い自分も、大切な自分です。
強い弱いや勝ち負けなど、
“ 比較という抑圧 ”で
自分を傷つけることのないようにしたいですね。