子どもの選択肢を広げる
コミュニケーション能力を高めるため、そして
子どもの持つ可能性を伸ばすために重要なもののひとつに、
“ 多様性の受容 ”があります。選択肢を広げることです。
例えば同じ言葉でも、人それぞれ
いろんな受けとり方やイメージがありますよね。
それと同じく、ひとつの物事を
「こうするもの・こうあるべき」
というふうに固定してしまわずに、
あらゆる見方や考え方がある、
人によってさまざまである、
という柔軟な考え方ができる、そんな力です。
わたしはわたしのままでいい。
あなたもあなたのままでいい。
そんな思いやりにも繋がりますね。
これは、選択肢を広げることでもあります。
生きていく中で、自分の進む道を決めるとき、
日常の「どうしたらいいかな?」と思うようなときも、
選択肢や方法はたくさんあった方が
より自分らしい、自分に合った方法を
選ぶことができますよね。
白黒はっきりさせる、や、
0か100のどちらか、
というような二者択一の考え方は、
選択肢が二つ、と、とても少ないです。
十人十色と言うように、
0か100、ではなく
“ 100通り ”と考えるなら
100の選択肢があるので、
とても自由な感じがします。
ひとつの考えに縛られることなく、
多様な側面から考える力を取り戻すことは、
自由を取り戻すことでもあるんですよね。
「この方法が無理でも、まだまだたくさんの
選択肢があるから、大丈夫。」
そう思うことで安心感もありますね。
子どもがそんなふうに、
あらゆる可能性を吟味することができる、
多様な価値観が受容される、
いろんな側面から考えることができる、
という安心感を持てるように
親も視野を広げていきたいですね。