イライラを減らす方法
育児のイライラの予防策として
専門家の方にアドバイスいただいた中に
自分自身の“ 限界設定 ”というのがありました。
例えば、
“ 母親だからこれぐらいできて当然だ ”
“ 母親なのだから子どもを思うなら
このくらいガマンして
〜してあげるのが当然だ
(=育児は忍耐である) ”
というような価値観の刷り込みがあると、
とても疲れます。
もちろん、子どもの幸せを願って行動することは
とても素晴らしいことだと思いますが、
それも“ 自分自身の限界 ”を超えてしまうと、
ストレスになり、逆効果なんですね。
上記のような“ できて当然 ”と
“ 自分が思っている ”ことが
できない自分にイライラして
子どもにキツイ言葉を言ってしまったり・・
“ 私なんて母親失格だ ”
“ こんなこともできないなんて情けない ”
というふうに自分を責めてしまったり・・
それが重なり悩む人も多いようです。
私もそうだったので専門家の方に相談してみると、
「いくら母親、父親であっても
一人の人間だから、個性・特性があり、
子どもと遊ぶことが好きな人もいれば
どちらかというと苦手な人もいて当然なんですよ」
「なので、できないことがあっても
自分を責めなくていいんですよ」
「それは良い・悪いでなく、“ 個性 ”ですからね」
ということでした。
そうして自分の個性を知って受けとめ、
自身の“ 限界を設定する ”と、
ストレスになる前に対処できる、
ということで私もやりました。
◆子どもから何らかの要求があったとき、
1〜2回までなら快く応対できるけれど、
3回目になると イライラするようだ
◆子どもと遊ぶのは30分くらいなら
苦にならない、楽しめる、が、
それ以上になると疲れてくるようだ、などなど。
そうやって事例ごとに自分の限界を設定しておくと、
イライラを感じたとしても、
「あぁ、限界を超えたんだな、」と思うことで、
「私は母親なのにこんなこともできないなんて」
というような隠れた劣等感、
自己否定のような感情を感じずに済みますし、
イライラする前に
「お母さん、用事があるから(ちょっと疲れたから)
あと一回(あと5分、とか)だけね。」
などと言っておくことで、
“ 子どもにも心の準備ができる ”
ということでした。
自分の限界を知り、
それに合わせて行動することが
ストレスを減らす第一歩になるんですね。
“ 母親らしく・父親らしくあらねばならない ”
といった刷り込みに気づき修正することも、
自分らしい、自分に合った育児ができる方法です。