子どもの自己肯定感を育むための親の接し方
なでたり、さすったりすることの意味で、
stroke(ストローク)という英語があります。
交流分析では、
『その人の存在を認めるための働きかけ』
のことを【ストローク】と呼ぶそうです。
ストロークには、肯定的と否定的に認めるものがあり、
心理的・肉体的に働きかける場合があるようです。
この組み合わせで、
◆【肯定的な心理的ストローク】
話しを聴く うなずく
目を見る 褒める 微笑む 信頼する
◆【否定的な心理的ストローク】
怒る にらむ 相手の目を見ない
無表情 制止する
◆【肯定的な肉体的ストローク】
なでる さする 抱きしめる
おぶる 握手 手当て 指圧
◆【否定的な肉体的ストローク】
叩く 躾として体罰をする
これを見てもわかるように、
肯定的なストロークが、
相手の存在を認めるという行為ですよね。
親が‘しつけ’として、
理屈のわからない子どもにする体罰や、
‘親の問題やストレス’によって起きる感情を、
子どもにぶつけてしまうことも
子ども側からすれば、自分の存在を
否定されていることになりますよね。
ストロークの与え方として
【無条件肯定】
存在だけで素晴らしい。
【条件付肯定】
性格や行為を条件付きで肯定
(○○○ができたら、抱きしめてあげる)
【条件付否定】
性格や行為を条件付きで否定
(こんなこともできないんてうちの子じゃない)
【無条件否定】
存在そのものを否定
(お前なんかうちの子じゃない)
(参考図書) あなたの子どもを加害者にしないために
思いやりと共感力を育てる17の法則 中尾 英司 (著)
‘条件付’っていうのが、子育ての中で、
大人の都合で言ってしまいがちになりますよね。
子どもと関わるのなら、
‘無条件肯定のストローク’
をあげることで 子どもが、
のびのびと自信を持って、生きていけるようですね。
日常、否定的や、条件付きのストロークを
子どもに送ってしまうときがありますよね。
こうやって活字で読んだり、
書いてみると、ハッ!とします。
頭ではわかっていても、できないときもあるけど、
知識として脳に入れることで、
時間をかけてでも、やろうと思えば、
必ずできるようになるそうです。