子どもの話を聴くことの大切さ
『子どもに言い聞かせることより、
‘聞いてあげる’ことをした方が、子育てはうまくいく』んです。
なぜかと言うと・・
★子どもの気持ちを聞いてあげること、
気持ちを受けとめてもらっていることで、
子どもは安心し、信頼できる関係が生まれます。
これが大切なんです。
子育てはここから始まるんですよね。
『安心感』があってこそ、子どもの心は育っていきます。
「そう、そう思ってたのね。」
「〜したかったんだね」と、
子どもの気持ちを尊重し、受け止めてあげることはとても大切です。
大人から見て、子どもが危ないことをしていても、
子どもは危ないとは知らないことがあります。
子どもの視界は、大人の視界よりも、
狭いので、本当に見えてないこともあるんですよね。
例えばこんなことがありました。
大きな本屋さんで、2歳ぐらいの子どもがおばあちゃんに連れられていました。
おばあちゃんは、その子のお母さんに携帯で連絡をとっていました。
「○○くん、いたよ〜!」って。
子どもは、探索して楽しんで戻ってきたという感じで、
お母さんとはぐれてしまって不安だったような様子ではありません。
慌てて戻ってきたお母さんは、かなり怒っています。
「ママのそばをどうして離れたの!」と、
持っていた荷物をわざわざ置いて、
その子を引き寄せ、
おしりをパーン!と思いきり叩きました。
おばあちゃんは、「あ〜あ、可哀想に。」と言ってました。
かなり離れたところまで行っていたらしくて、
お母さんは心配だったと思うのですが、
自分の言いたいことだけ言って、パーン!。
「どうして離れたの?」っ子どものせいにしてしまいました。
その子は、慣れていたようで、
「ごめんちゃい」とすぐに言っていたのですが、
「この親子、すでに子どもの方が上手やわ^^」と思いました。
お母さんと離れてしまったら、
‘キケンなこともある’ということを
教えてあげてるのかな?と思いました。
これが一番大事なことなんですが・・・
2歳ぐらいなら、手を引いてあげるしかないですよね。
大人が2人もいて、見失ったんだから、
手も引かずに見てなかったんだと思います。
もう少し大きくなったら、
自我が強くなるし、逆に叩かれて、
もっと大きくなったら、もっと叩かれて、大変でしょうね。
こんなときも、子どもの気持ちをまず聞いてあげて、
危ないということを教えるしかないんですよね。
言いたいこと言ってしまってからではなくて、
「聞いてから」なんですよね。
このケースでは、大勢の人がいる前で子どものせいにして、
お母さんは自分を守ったんでしょうね。
このお母さんも親からそう言われてきたんだと思います。
このお母さんにとっては悪気はないんですよね。
でも、この悪気がなくやってしまっていることって、
子どもにとったら良くないことなんです。
(これって怖いですよね。)
何でも子どものせいにされ、全然、大切にされていないんですから、
「ぼくって、ダメな子なんだ」って思ってしまいます。
こうなると、
何をするにも否定的になって、生き辛くなりますよね。
気づかない間に、生き辛くなっているんです。
親がそのことに気づくのは、
子どもが問題行動を起こしたり、病気になったりして、
親自身が困ってきたときです。
これで、気づけたらいいのですが、
それでも「この子どもはおかしい」と、
子どもの脳を調べる親もいます。
親の都合で言い聞かせること=『抑圧』
になっていることがあります。
子どものためにと思っていることが、
親の都合だけだったりするんです。
大人が上で、子どもが下ではないですよね。
子どもは大人の言うことを聞くもの・・でもないんです。
そんな時代は終わりました。
感情的になってしまった時は、
「これは親の都合ではないか?」と
自分に聞いてみるのもいいかもしれません。
少しは冷静になれます。
深呼吸して、その場を少し離れたり、
好きな音楽を聞いたり、好きな飲み物を飲んだり、
気持ちを落ち着かせることを心掛けると良いですよ。
私もよくしました^^
どうやら期間限定だったようで、
もうしなくても済むようになりました。
〜"子どもへの言葉がけの大切さ"につづく〜